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 事故を防ぐ

 

 

 

 

犬にとって注意が必要なもの
犬は好奇心や匂いに誘われて、色々なものを口にします。しかし、一般の家庭にある殺虫剤や洗剤、庭に生えている植物が犬にとっては有毒で中毒を起こす事があります。

誤飲による事故

昨今のガーデニングブームで植物のある暮らしを楽しんでいる人も多い。でも、間違って口にすると中毒を起こす植物だってあるのだ!
中毒になる植物
*アイビー *アジサイ *朝顔 *アセビ *アマリリス *アボガド *アザレア *アンセリウム *イチイ *イヌサフラン *イヌホウズキ *おだまき草 *オレアンダー *カラー *カラジウム *観賞用トウガラシ *キョウチクトウ *クリスマスローズ *ケシ *ジギタリス *シャクナゲ *ジャスミン *シクラメン *スイセン *すずらん *ソテツ(種子) *つた *ディフェンバキア *トリカブト *ヒヤシンス *福寿草 *フィロデントロン *牡丹 *ポインセチア *ムギナデシコ *モンセテラ *ユズリハ *ランタナ *ルピナス *レンゲツツジ *ロベリア


薬品などによる中毒
殺虫剤による中毒
私達の比較的身近にある蚊やハエ、アリ、ナメクジなどを殺す殺虫剤が、犬の中毒を引き起こす事がある。また、植物につくカビや細菌を殺す殺虫剤(抗生物質)が原因で中毒になることもある。


殺鼠剤による中毒
ネズミ取り用の殺鼠剤による中毒は猫によく見られるが、時には犬もこの中毒にかかる。それは、主に殺鼠剤を食べたネズミを猫や犬が食べる事によって二次的に起こるもの。殺鼠剤には色々な薬剤が使われているが、よく使用されているものには、ワルファリン、タリウム、メタアルデヒド(ナメクジ駆除剤としても用いられる)などがある。ここでは最も一般的なワルファリンとメタアルデヒドについて述べる。



除草剤による中毒
除草剤として用いられる薬品には、ピピリジニウム系、トリアジン系、尿素系、有機ヒ素系、フェノール系などがあり種類によっては犬や猫などの動物に対して強い毒性を示す。除草剤が散布されたところを歩いた動物が、自分の足の裏や体表についたものを舐めることによって中毒を起こす。

重金属による中毒
重金属が犬の体内に取り込まれた場合、しばしば重大な事態を招く。問題になりやすい重金属には、鉛、鉄、水銀、アンチモン剤、ヒ素、フッ化物、リン、タリウムなどがある。


その他間違って口にすると大変危険なもの
ストッキング ビニール サランラップ ボタン 針や糸などの日用品 タバコの吸殻
 

 

 

部屋の中での事故

感電
何でも玩具にしてしまう仔犬は要注意!電気のコードやコンセントをかじって壊してしまい、感電事故になってしまうことがある。
ストーブの事故
電気コードをひっかけてストーブを倒してしまったり、熱くなった所に触れてしまう、何かの拍子にストーブの上のやかんを倒してしまう。
くわえて遊んでいた新聞紙や燃え易い布製の玩具をストーブの近くで放してしまったりして「危うく火事に」なんてことも。  

 

 

注意が必要な食品

人間が食べて中毒を起こすようなものは犬も中毒を起こすと考えなければならない。
タマネギ ネギ ニンニク アサツキ
 赤血球が壊れ、血尿がでる。溶血性貧血、脾臓腫大を起こす。


生卵白(熱処理をすれば可)
 ビオチンの働きを阻害し皮膚炎を起こす。成長不良。
食塩の多給
 心臓・腎臓に負担
肉の多給
 全肉食症候群(タンパク質、脂肪過剰)ビタミンの不足 ミネラルの不足
レバー(少量は可)
 ビタミンA、Dの過剰症 食欲不振 関節痛
ミネラルウォーター・ほうれん草
 結石につながる
にぼし
 タンパクとミネラルが豊富に含まれているため結石の原因に
鰯・鯖・秋刀魚
 魚の表面の遊離ヒスチジンが最近によって分解されると犬にとって有害な物質ヒスタミンになり、アレルギーの様な炎症反応を起こす
生の川魚(熱処理をすれば可)
 食欲不振 痙攣 チアミン欠乏症
野菜の多給
 消化不良 異常発酵
骨の多給(カルシウム剤の多給)
 鉄、銅、亜鉛吸収阻害 甲状腺の機能低下 骨形成不全 便秘 下痢
鶏・鯛の骨(鋭く尖って砕ける)
 口腔、消化器官の損傷
牛乳
 下痢 軟便 腸内融解
砂糖
 皮膚の抵抗力が低下 ビタミンB群の不足 多発性神経炎を起こす。
チョコレート
 テンカン発作 痙攣 尿失禁
香辛料
 肝臓障害
※ハンバーグやスープなど調理されているとわからないことがあるので注意が必要

 

 

その他の事故

屋根や見切り材などの銅版の使用は、腐食して緑青を発生させる。緑青の安全性が確立されつつあるが、これを舐めて死に至ったケースもあり、出来れば、避けたほうが無難。

中毒の応急処置


犬が中毒を起こすおそれのある物質を食べたり、皮膚につけた場合、その製品のラベルに応急処置の説明があれば、それに従う。説明がない場合は、その物質の種類によって処置を行う。
・酸、アルカリ、石油化学製品の場合
食べた時には、吐かせようとしてはいけない。(吐剤の使用は禁物)。皮膚についた時は丁寧に水で流す。
・その他の物質の場合
食べた時には、吐剤を使って吐かせる。吐剤にはオキシドール(スプーンで1杯か2杯を吐くまで与える)、濃い塩水、石鹸の小さなかたまりなどを利用する。その後で、ミルクや水、活性炭などを飲ませる。皮膚についた時は水で流す。

犬を急いで動物病院に連れて行く。その際、犬が飲んだりふれたりしたものの容器や箱を持参して獣医師がすばやく正しい処置をとれるようにする。ただし、吐剤などは普段から用意し、また処置に慣れていないと、適切な行動がとれない。中毒の治療は一刻を争うので、無理に家庭で応急処置を施そうとして時間を費やすよりは急いで動物病院に連れて行くほうが賢明。